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セットリンク

セット同士を4組の対応点でリンクし、同じ場所を写した写真を並べて比べる方法を解説。経年比較や時間帯の比較に使えます。

CHAPTER 07

前回と今回が、
同じ場所で並ぶ。

この章でできるようになること

  • セット同士を4点の対応でリンクする
  • 重ねて確認で位置合わせを確かめる
  • 同じ場所を写した写真を並べて比べる
  • リンク先の測定を比較中の画像に重ねる
5 分で読めます

セットリンクは、別々のセットで撮影した画像のうち同じ場所を写したものを自動で見つけ出し、並べて比較する機能です。

別の機体で撮った同じ擁壁のオルソを重ねた確認画面
左が H30T、右が 4E で撮った同じ擁壁のオルソ。リンクすると、境界で目地や植物がそのままつながる位置に重なります
  • 経年比較 — 前回点検と今回点検で、同じ壁面がどう変化したかを確認する
  • 時間帯比較 — 朝と夕など、条件を変えて撮影したセットを見比べる

前提条件

セットリンクを使うには、オルソ画像を生成済みのセットが2つ以上必要です。オルソ画像を基準に、セット同士の位置関係を対応付けるためです。

オルソが未生成のセットはリンク対象として選択できません(一覧に「オルソ未生成」と表示されます)。先に オルソ生成 を実行してください。

リンクの作成

ツールバーの 処理 ▾ → セットリンク を選択します。

セットリンクは PRO プランの機能です。詳しくは プランと機能 を参照してください。

ステップ 1: セットの選択

「リンクするセットを選択してください」の一覧から、比較したいセットにチェックを入れて リンク開始 をクリックします。

リンクするセットの選択
  • 1つ選ぶと、現在のセットとの 1対1 のリンクになります
  • 複数選ぶと、それらをまとめた グループ のリンクになります
  • すでにグループがある場合は「既存グループ」として表示され、そこに追加できます

ステップ 2: ポイント指定

セットリンクの対応点指定画面(セットリンク - 対応点指定)

左右に表示されたオルソ画像で、同じ場所を指す点を4点ずつクリックして対応付けます。建物の角や窓枠など、両方の画像ではっきり分かる点を選ぶと精度が上がります。

  • 下部の 点1〜点4 ボタンで、入力する点を切り替えられます
  • 全クリア で入力をやり直せます
  • 左右それぞれ、画像の上の 可視 / 赤外線 で、点を打つオルソを赤外線オルソに切り替えられます。夜間に撮影して可視が暗いときに使います(赤外線オルソがないセットでは選べません)。どちらで打っても、リンクの結果は同じように使えます
  • 自動微調整 で、指定した4点を画像の模様に合わせて追い込みます(元に戻す で戻せます)。左右が可視と赤外線の組み合わせのときは使えないため、同じ種類にそろえてください
  • 1 に、4点の当てはまり具合(「インライア 4/4」「4点の整合ズレ」)が表示されます。ズレが大きいときは点を見直してください

4点は、なるべく広く散らす

4点が画像の一部に固まっていると、そこから離れた場所ほど重なりが甘くなりがちです。壁の四隅に近い、はっきりした目印を選んで四角形を大きく描くつもりで置くと、全体がきれいにそろいます。

COLUMN

4つの点で、2回の点検がぴったり重なるしくみ

前回のオルソ今回のオルソ重ねて確認12341234目地がつながれば OK同じ場所を4点ずつクリック4組の点から変換を計算

前回と今回のオルソは、撮った機体や飛び方が違えば、向きも縮尺も少しずつ違います。それでも同じ壁なら、片方をもう片方に重ねるための変形(射影変換)は、対応する4組の点があれば決まります。セットリンクで4点ずつクリックするのはこのためです。

ただし4点ちょうどだと、どこか1点の置き方が多少ずれていても、変換そのものは「ぴったり」解けてしまいます。そこで CRITIR は、1点ずつ残りの3点からその点の位置を予測し、実際にクリックした位置との食い違いを「4点の整合ズレ」として表示しています。

こうして2つのセットの位置関係がつながると、いま見ている写真と同じ範囲を写した相手側の写真を自動で探し出したり、片方で描いた測定をもう片方の画像に重ねたりできるようになります。経年比較で「前回はどの写真だったか」を探す手間が、まるごと消えるわけです。

位置を確かめる(重ねて確認)

重ねて確認 を押すと、2つのオルソを重ねた 重ね合わせ確認 画面が開きます。スワイプ(境界を動かして左右を切り替え)・半透明・差分 で、目地や縁の線がつながっているかを確かめられます。冒頭の画像がスワイプ表示です。

2 の リンクを保存 を押すと、セット間の位置関係が保存されます。

比較する

リンクを作成すると、比較モード(表示モード 8)でセット間の比較ができるようになります。

画面左側に、リンクしたセットごとの比較パネルが表示されます。現在表示している画像と重なりのある領域を写した画像が、セットごとに自動で抽出されて並びます。

  • サムネイルをクリックすると、その画像に切り替わります
  • サムネイルには重なり率や、サーマル/可視の有無などが表示されます
  • サムネイルを右クリック → 基準画像に設定 で、比較の基準となる画像を変更できます

経年比較は温度スケールを「共有」に

比較モードのツールバーで温度スケールを共有にすると、左右が同じ温度範囲・同じ色で並びます。前回と今回の色の違いを、同じものさしで読めるようになります(比較モードの温度スケール)。

リンクしたセットで描いた測定も、比較している画像の上に投影されます。オルソビューワーでは、表示モードのメニューからリンク先のセットのオルソ(可視・赤外線)を重ねて表示できます(マウスを乗せるとプレビュー、クリックで確定)。

リンクの解除

処理 ▾ → セットリンク を再度開き、リンク済みセットのチェックを外すと解除できます。確認ダイアログで解除を選ぶと、その場で解除が保存されます。

セットの追加・名前変更・並び替え・削除は、画像一覧パネルのセットメニュー → セット管理... から行います。セットリンクとは別の機能です。

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