同一地点検索
画像上の1点をクリックして、その場所が写っている画像をまとめて探す
同一地点検索とは
同一地点検索は、画像上でクリックしたその場所が写っている画像を、プロジェクト全体から探して一覧表示する機能です。

ドローンで撮影した数百枚の中から「この浮きが写っている写真」を目視で探すのは大変です。同一地点検索を使うと、次のような確認がクリック1回で行えます。
- 見つけた異常箇所を、別の角度・別の距離から撮った画像で見比べる
- 同じ箇所を**より近くで(高い分解能で)**撮った画像を探す
- 温度異常が汚れや映り込みでないかを、他の写真で裏取りする
- 報告書に載せる一番よく写っている1枚を選ぶ
起動
画面左端のツールアイコンバーにある 同一地点検索 ボタンをオンにします。
同一地点検索は PRO プランの機能です。詳しくは プランと機能 を参照してください。
前提条件
SfM(3D再構成)が実行済みのプロジェクトで使えます。クリックした画素の3D位置を求め、それを他の画像へ投影し直すためです。
SfM は 画像リンク・オルソ生成 または 3Dメッシュ生成 の過程で実行されます。未実行のプロジェクトでボタンを押して画像をクリックすると、その旨が結果欄に表示されます。
使い方
- 同一地点検索 ボタンをオンにする
- 調べたい場所を画像上でクリックする
- 画面左側に、その地点が写っている画像が縦一列で表示される
クリックした地点にはマーカーが表示されます。続けて別の場所をクリックすれば、検索し直せます。
終了するには、もう一度ボタンを押すか、画像上で右クリックします。
オンの間も、マウスホイールでのズームや左ドラッグでのパンは通常どおり行えます。ドラッグして画面を動かした場合は地点の指定になりません。
一覧の見かた
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| 並び順 | 写りの良さ順。上にあるものほど、その地点が正面から・大きく・画面中央に写っています |
| 番号 | 画像一覧と同じ画像番号です。順位ではありません |
| マーカー | サムネイル上でも、その地点を四隅ブラケットで指し示します |
| 枠の強調 | 現在ビューワーに表示している画像です |
並び順は「正対度(面をどれだけ正面から見ているか)」「分解能(その地点が何ピクセルで写っているか)」「中心度(画面の端に寄っていないか)」を合成したスコアで決まります。条件を満たした画像は件数を打ち切らずすべて表示します。
画像を切り替える
サムネイルをクリックすると、その画像に切り替わります。表示モード(赤外線・オーバーレイなど)は、その画像に保存されている状態がそのまま復元されます。
画像を切り替えても、マーカーは同じ3D地点を指し続けます。検索結果もそのまま残るので、候補を上から順に見比べていけます。
測定と併用する
検索結果を表示したまま、測定ツールを使えます。測定ツールを選んでいる間はクリックが測定に使われるため地点の指定は止まりますが、測定を終えるか右クリックでツールを解除すると、地点の指定が再開します。
候補から外れる条件
「写っているはずなのに出てこない」「関係ない画像が出る」ときの判断材料として、絞り込みの条件を挙げます。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 画角の外 | その地点がカメラの画角に入らない画像は除外します |
| 面の裏側 | 壁面や円筒の裏側から撮った画像は除外します |
| 遮蔽 | 3Dメッシュが生成済みの場合、他の構造物に隠れて見えない画像を除外します |
| 赤外線の写野 | 赤外線カメラは可視カメラより画角が狭いため、可視には写っていても温度が取れない画像は除外します |
| 対応点の有無 | SfM がその地点の周辺で特徴点を対応付けていない画像は除外します |
除外は「明らかに写っていないもの」を落とすためのものです。判定に必要な材料(3Dメッシュ、対象面、赤外線の位置合わせ条件など)が揃わない場合は、取りこぼしを避けるためあえて絞り込まず、候補に残します。
結果が出ないとき
| 表示されるメッセージ | 原因と対処 |
|---|---|
| SfM(3D再構成)を実行すると、この場所が写っている画像を探せます | SfM が未実行です。画像リンク・オルソ生成 を実行してください |
| この地点の3D位置を特定できませんでした。別の場所を試してください | 空や鏡面など、奥行きを決められない箇所です。模様のある壁面など、特徴のある場所をクリックしてください |
| この地点が写っている画像はありません | 上記の条件を満たす画像がありませんでした。別の地点で試してください |
