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3Dモデル

3Dメッシュの生成と、温度付き3Dモデルの表示・解析

CRITIR では、画像リンクの結果から壁面・構造物の 3Dメッシュ を生成できます。生成した3Dモデル上では測定結果を確認でき、赤外線を投影して 温度付き3Dモデル として解析することもできます。

可視3D
温度付き3D(赤外線3D)

3Dメッシュの生成

ウィザードの起動

以下のいずれかから3Dメッシュ生成ウィザードを起動します。

  • ツールバーの 処理メニュー3Dメッシュ生成
  • 右サイドパネルの 3D タブ → 3D生成 ボタン(3D未生成時に表示)

生成方式

点群品質の設定で、生成方式を2つから選択します。

方式必要環境特徴
高品質(GPU・CUDA)CUDA対応のNVIDIA GPU高精度な密点群からメッシュを生成
軽量3D(CPU・GPU不要)CPUのみで動作GPUがなくても動作する高速・簡易版

高品質(GPU・CUDA) はCUDA対応GPUが必要です。GPUが搭載されていないPCでは選択できず(グレーアウト)、自動的に 軽量3D が選択されます。

ウィザードの手順

セットが1つの場合は4ステップ、複数セットの場合は先頭に「セット選択」が加わり5ステップになります。

ステップ内容
セット選択対象セットを選択(複数セット時のみ)
画像リンクSfM(画像リンク)の実行・再利用の設定、生成範囲の指定有無
点群品質生成方式・プリセット・詳細設定
メッシュ品質生成する成果物・メッシュの品質・軽量化・テクスチャ
確認設定内容を確認して生成を開始

生成範囲(実験的)

画像リンクステップの 生成範囲(実験的)画像リンク後に生成範囲を指定する をONにすると、画像リンクの完了後に範囲指定の画面が開きます。既定はOFF です。

3Dモデルは、対象を囲む空間全体を一定の細かさで区切って生成します。そのため、実際に見たい構造物のまわりに広い空地や遠景が含まれていると、同じ計算量が無駄な空間にも配分され、肝心の対象が粗くなります。範囲を絞ると、同じ計算量のまま対象だけが細かくなります。

操作説明
横 / 高さ / 奥行き各軸について下端・上端の2つのハンドルで範囲を決める(目盛はメートル)
全域に戻す範囲の指定を解除して全体を対象に戻す
この範囲で生成指定した範囲を確定して次のステップへ進む

画面下部には、指定中の範囲のサイズ・範囲内に残る疎点の数・推定されるボクセルの細かさが表示されます。この数値を見ながら、対象が欠けない範囲でできるだけ狭く絞るのが目安です。

ONにすると「次へ」で画像リンクの完了を待ってから範囲指定の画面に入るため、その分の待ち時間が発生します。OFFのままなら、従来どおりウィザードを抜けてから生成が一気に進みます。範囲の指定をキャンセルした場合は全域が対象になります。

点群品質

設定説明
生成方式高品質(GPU・CUDA) / 軽量3D(CPU・GPU不要)
プリセット高速 / バランス / 高品質(画像サイズと参照ソース数の組み合わせ)
既存の点群を使用以前生成した点群を再利用して処理時間を短縮
詳細設定を表示最大画像サイズ・参照ソース画像数などを個別に上書き

メッシュ品質

設定説明
既存のメッシュを使用してテクスチャのみ生成メッシュ形状を再利用し、テクスチャだけ作り直す
メッシュ詳細(品質プリセット)安定(穴/飛び面を抑える)/ バランス(推奨)/ 細部優先
メッシュ軽量化品質を保ちながら三角形数を抑える。目標三角形数を指定可能
テクスチャ低(2048px) / 標準(4096px) / 高(8192px) の解像度

生成する成果物(温度付き3D)

メッシュ品質ステップの先頭にある 生成する成果物 で、温度付き3Dを作るかどうかを2択のカードから選びます。

選択肢説明
可視光3Dモデル(初期値)写真テクスチャ付きの3Dモデルだけを生成します
可視光 + 温度付き3D上記に加えて、メッシュに赤外線の温度を投影した 温度付き3Dモデル も生成します(処理時間が増えます)

可視光 + 温度付き3D を選んだときだけ、次の設定が有効になります。

設定説明
シーム融合オンで多視点をブレンドして繋ぎ目を滑らかに、オフで面ごとに1カメラ(シャープだが繋ぎ目が出る)

温度付き3Dには可視・赤外線のペアとアライメント較正が必要です。ペアが見つからないセットでは 可視光 + 温度付き3D を選べません。温度の投影はテクスチャ生成後に実行されます。

生成の開始

すべての設定が完了したら 生成開始 をクリックします。処理には画像枚数やPCスペックに応じて時間がかかります。

3Dビューワー

生成した3Dモデルは、右サイドパネルの 3D タブから閲覧できます。上部のツールバーで表示を操作できます。

ツール説明
表示可視3D / 赤外線3D の切替(温度付き3Dを生成済みの場合のみ)
カラーマップ温度の配色を10種類から選択(赤外線3Dの表示中のみ)
測定ラベル名前 + 測定値 / 名前のみ / 非表示、サイズ、cm / ㎠ 表示
カメラ枠各写真の撮影位置枠を表示(既定オフ)
クリップ / 高さ / 奥行き の各軸について、下端・上端の2つのハンドルで範囲を決めて断面表示(目盛はメートル)
水平シーンの水平化。自動水平(初期値)/ 元の向き の切替と、上方向の手動指定
全体表示シーン全体が収まるよう視点を調整

水平 は、撮影時のジンバル角やカメラの姿勢から地面の向きを自動で推定し、モデルを水平に立てて表示します(自動水平が初期値)。推定できない場合や、結果が傾いて見える場合は、上方向を手動指定 の「前後の傾き」「左右の傾き」で調整できます。

測定結果の投影

画像上で作成した測定結果は、3Dモデルの表面にも自動的に投影されます。3D空間上で測定箇所の位置関係を確認できます。

温度付き3Dのインタラクティブ解析

温度付き3D(赤外線3D)を表示している間は、通常のビューワーと同様に温度を対話的に解析できます。

  • カラーマップ — 10種類のパレットから選択
  • 温度バー(下部) — 表示範囲を調整
  • カラーバー(右側) — アラーム閾値を設定

温度付き3Dは色を焼き込まず、表示時に都度着色します。そのため、表示範囲・アラーム閾値・カラーマップを後から自由に変更できます。

レポート・HTMLビューワーでの活用

  • レポート — 詳細票の画像ソースに 3D を選ぶと、各写真の撮影位置を3Dモデルから俯瞰した撮影位置図を掲載できます。詳しくは レポート作成 を参照してください。
  • HTMLビューワー出力 — 3Dモデルを生成済みの場合、HTMLビューワー出力に自動的に同梱され、ブラウザ上で3D表示ボタンから閲覧できます。

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