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スケール設定

セット単位で実寸(スケール)を設定し、距離・面積を正しく測る

スケールとは

画像リンク(SfM)で復元した3D形状は、そのままでは実寸を持ちません。形は正しくても「1がメートルなのかセンチなのか」が決まっていない状態です。

スケールは、この復元座標系を実寸(メートル)へ変換する係数です。スケールはセット単位の設定で、そのセットから作られるすべての成果物に共通して効きます。

  • オルソ画像上の測定
  • 3Dメッシュ上の測定
  • 円筒展開オルソ上の測定
  • 元画像(単画像)上の測定

つまり、スケールが未設定のままだと、どの画面で測っても距離・面積は実寸になりません。

起動

ツールバーの 処理 ▾スケール設定 から開きます。現在選択中のセットが対象です。

画像リンク(SfM)が未実行のセットでは、スケールを計算できません。先に 処理 ▾画像リンク・オルソ生成 を実行してください。

オルソ生成ウィザードのステップ4と同じ設定を編集する画面です。
オルソを生成しない運用(3Dメッシュだけ・円筒展開だけ)でも、この画面からいつでも実寸を与えられます。

画面の構成

領域内容
画像選択セットの可視画像サムネイル。プロジェクトから除外した画像は表示されません
ビュー2点を指定する画像。ホイールで拡大・ドラッグで移動
現在のスケール採用中の係数と、その出典
計測を追加既知距離と単位の入力
計測リスト登録済みの計測一覧

計測を追加する

  1. 既知距離を入力し、単位(m / cm / mm)を選ぶ
  2. 画像上で2点をクリックする(右クリックで選択を取り消せます)
  3. 計測を追加 をクリック

寸法がはっきりしていて、画像上でも端が明確に見えるもの(ドアの高さ、窓の幅、既知のスパンなど)を選ぶと精度が上がります。

精度を高めるため 2〜4計測 の登録が推奨です。複数登録すると中央値が採用されるため、1つ外れ値が混ざっても結果が大きく崩れません。計測は複数の画像にまたがって登録できます。

計測リストの各行には、その計測だけから求めた係数と、採用値(中央値)との差が表示されます。差が大きい行は、クリック位置がずれているか、既知距離の入力が誤っている可能性があります。

各行のチェックを外すと、その計測をスケール計算から除外できます(削除せずに残せます)。

現在のスケール(出典)

表示意味
未設定(SfM素のスケール)係数が未確定。表示される距離・面積は実寸ではありません
出典: 既知距離の計測 N件この画面で登録した計測から確定
出典: GPS(撮影位置からの推定)撮影位置のGPSから自動で推定

GPS付きの画像で撮影している場合、スケールは撮影位置から自動的に推定されます。同じ画像リンクに対して既知距離の計測を登録すると、そちらが優先されます(手動計測のほうが信頼できるため)。

スケールを解除 を押すと、係数を未設定に戻せます。登録した計測はそのまま残るので、後から再度有効にできます。

保存すると何が変わるか

保存 を押すと、確定した係数がセットに保存され、既存の成果物に反映されます。

反映先内容
オルソ画像メートル表記(実寸)が更新されます。オルソ画像そのものは作り直されません(画素の密度はスケールに依存しないため)
保存済みの測定同じ画像リンク(SfM再構成)で作成した測定の距離・面積が新しいスケールで更新されます。測定の位置は変わりません
3Dビュー表示中の3Dメッシュに反映されます

計測が全て棄却されるなどで係数を確定できなかった場合は、成果物には反映されず、その旨が表示されます。登録した計測は保存されているので、計測を追加・修正してから保存し直してください。

画像リンクをやり直したとき

スケール係数は「どの画像リンク(SfM再構成)に対して求めたか」とセットで管理されています。画像リンクをやり直すと復元座標系のスケール自体が変わるため、以前の係数はそのままでは使えません。

ただし、登録した計測(2点+既知距離)は残ります。スケール設定を開き直すと、その時点の再構成に対して自動的に計算し直されるので、保存を押すだけで新しい係数が反映されます。2点を指定し直す必要はありません。

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