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ガイド

出力

測定入りの画像、PNG・TIFF・CSV の温度データ、HTMLビューワー、プロジェクトを書き出す方法と、渡す相手に合わせた形式の選び方を解説します。

CHAPTER 13

渡す相手に合わせて、
かたちを選ぶ。

この章でできるようになること

  • 測定入りの画像を資料に貼る
  • 温度データを PNG・TIFF・CSV で書き出す
  • CRITIR がない相手に HTMLビューワーで見せる
  • プロジェクトを別のPCへ移す
7 分で読めます

CRITIR では、サーマル画像や温度データをさまざまな形式でエクスポートできます。 下はすべて同じ画像の PNG 出力です。オプションの組み合わせで、載せる情報を選べます。

画像のみ
画像のみ
+カラーバー
+カラーバー
+カラーバー・ヒストグラム・測定
+カラーバー・ヒストグラム・測定
COLUMN

出力形式は「誰に渡すか」で選ぶ

出力形式受け取る人CRITIRプロジェクト_critir.jpg・PNG測定入りの画像社内・関係者Word・Excel・メールに貼るTIFF・CSV温度データそのもの数値を解析する人他のソフトや Excel で扱うレポートPDF・Word・Excel・DXF発注者・お客さま報告書として提出するHTMLビューワーブラウザで開く一式CRITIR がない相手写真・温度・点検結果を見る.critixプロジェクト丸ごと別のPC・同僚CRITIR で続きを作業するログ(ZIP)診断ログサポート窓口不具合の調査に使う

CRITIR の出力は形式がたくさんありますが、迷ったら受け取る人から考えるとすっきりします。社内や関係者に「この画像のここです」と見せたいなら、測定入りの _critir.jpg や PNG。Word や Excel に貼るだけで話が通じます。温度の数値そのものを別のソフトで解析したい人には、TIFF や CSV を渡します。

発注者へ提出するならレポートです。相手が CRITIR を持っていなくても写真や点検結果をめくってもらいたいならHTMLビューワー、同僚の PC で作業の続きをしてもらうなら .critix でプロジェクトごと渡します。

困ったときにサポートへ送るのはログです。同じ「出力」でも、受け取る人が違えば、ちょうどいい形もまるで違うわけです。

出力方法

エクスポートは3つの方法で実行できます。

方法操作用途
出力メニューツールバーの 出力ボタン → 画像をエクスポート形式やオプションを細かく指定して出力
右クリックメニュー画像リストで右クリック → 画像をエクスポート...選択中の画像をすばやく出力
ドラッグ&ドロップ画像リストからサムネイルをドラッグしてフォルダやWordなどにドロップPNG画像をエクスプローラーやWordなどに直接渡す

出力形式

形式拡張子内容
PNG.pngカラーマップ適用済みのサーマル画像。カラーバー・ヒストグラム・測定マーカーを重畳可能
TIFF.tif32bit浮動小数点の温度データ。他ソフトでの解析や後処理に利用
CSV.csv温度データのテキスト出力。Excelなどの表計算ソフトで開ける

TIFF・CSV 形式はサーマル画像がある場合のみ選択できます。

画像エクスポートダイアログ

ツールバーの 出力メニュー → 画像をエクスポート を選択すると、エクスポートダイアログが表示されます。

画像をエクスポートダイアログ

1 出力形式 2 PNG オプション 3 出力方法

出力形式の選択

ダイアログ上部で PNG / TIFF / CSV / GeoTIFF を選択します。選択した形式に応じて、下部のオプションが切り替わります。

GeoTIFF は座標付きのオルソ画像を書き出す形式です。詳しくは GeoTIFF書き出し を参照してください。

PNG オプション

PNG 形式を選択した場合、以下のオプションが利用できます。

オーバーレイ

オプション説明デフォルト
カラーバーを含める温度スケールバーを画像に重畳オン
ヒストグラムを含める温度分布のヒストグラムを重畳オフ
測定結果を含める測定マーカーとラベルを重畳オン

出力方法

モード説明
ビューワー状態をキャプチャ現在のビューワー表示をそのまま画像化。1枚のみ対応
画像を再生成して出力保存済みの表示設定から画像を再生成。複数枚の一括出力に対応

出力範囲

範囲説明
現在の1枚ビューワーに表示中の画像のみ
選択中の複数画像画像リストで選択中の複数画像
セット内の全画像現在のセットに含まれるすべての画像

複数画像を出力する場合は、保存先を選択してエクスポート で保存先のフォルダを選択します。PNG はどの範囲でも出力できます。オルソ画像の TIFF・CSV は、現在の1枚のみです。

右クリック・ドラッグ&ドロップ出力

右クリックメニューの 画像をエクスポート... と、画像リストからのドラッグ&ドロップは、どちらもダイアログを開かずに PNG 画像を直接出力します。

  • 右クリック: フォルダ選択ダイアログが表示され、選択したフォルダに PNG を保存
  • ドラッグ&ドロップ: サムネイルをドラッグしてエクスプローラーや Word などにドロップ

ダイアログを開かずに、Word へ直行

画像リストのサムネイルを Word の本文へドラッグするだけで、PNG がそのまま貼り付きます。カラーバーや測定を載せるかどうかは 設定 → 画像出力 で一度決めておけば、毎回選び直す必要はありません。

画像出力の設定

出力時に含めるオーバーレイは 設定 → 画像出力 タブで変更できます。この設定は右クリック出力・ドラッグ&ドロップ出力の両方に適用されます。

オプション説明デフォルト
カラーバーを含める温度スケールバーを重畳オン
ヒストグラムを含めるヒストグラムを重畳オフ
測定結果を含める測定マーカーを重畳オン

この設定はアプリケーション全体で保持されます。画像エクスポートダイアログのオプションとは独立しています。

測定入りJPEGの自動保存(_critir.jpg)

赤外線画像を表示して別の画像へ移ると、そのときの表示(カラーパレット・表示範囲・測定結果)を写し込んだJPEGが、元画像の隣に自動保存されます。出力の操作は不要です。

測定結果を写し込んだ画像の例
_critir.jpg には、このように表示中の画像と測定結果が写し込まれます
エクスプローラーに並ぶ _critir.jpg

ファイル名は元のサーマル画像に _critir を付けたものになります(例: DJI_20260429113927_0006_T.JPG → DJI_20260429113927_0006_T_critir.JPG)。

使いかた

保存された _critir.jpg は普通のJPEG画像です。エクスプローラーから Word や Excel へドラッグ&ドロップするだけで、報告書や社内資料にそのまま貼り付けられます。メール添付やチャットでの共有もそのまま行えます。

温度データの埋め込み

_critir.jpg には、見た目のJPEG画像に加えて温度データ・測定結果・温度表示設定が埋め込まれています。CRITIR で開き直せば、温度付きの画像として再び解析できます。

一般の画像ビューワーやWordから見ると、通常のJPEG画像として扱われます。埋め込まれたデータが表示や貼り付けの邪魔をすることはありません。

保存されるタイミング

以下のタイミングで、その時点の表示状態・測定結果を反映して自動保存されます。

  • 別の画像に切り替えたとき
  • アプリケーションを終了したとき
  • 比較モードで基準画像を切り替えたとき

保存はバックグラウンドで実行されます。保存中にプロジェクトの切り替えなどを行うと、「CRITIR画像の保存完了待ちのため、〜を中止しました。」と表示されることがあります。数秒待ってから再実行してください。

レポート出力

ツールバーの 出力メニュー → レポートを作成 から、検査レポートを PDF または Word 形式で出力できます。

テンプレート選択やレポートの詳細設定については レポート作成 を参照してください。

HTMLビューワー出力

ツールバーの 出力メニュー → ビューワーを出力 から、ブラウザで閲覧できるインタラクティブなHTMLビューワーを出力できます。ブラウザで開くだけで、閲覧環境にCRITIRがなくても画像を確認できます。

HTMLビューワーの表示例
書き出したHTMLビューワーをブラウザで開いたところ。アプリが無くても、写真・温度・点検結果を確認できます
項目説明
出力先フォルダビューワー一式を保存するフォルダ
フォルダ名出力フォルダの名前(初期値: プロジェクト名_viewer)
JPEG品質画像のJPEG品質(50〜100%、初期値85%)
Web公開向けに最適化オンにすると、画像を長辺 2560px まで縮小し WebP で保存します。表示は同じ大きさのまま転送量が数分の1になり、画像の切り替えも速くなります。URL を共有して閲覧してもらう場合に有効にしてください。拡大して細部を確認する用途にはオフのままをおすすめします(初期値: オフ。前回の設定を記憶します)

出力先に同じ名前のフォルダが既にあり中身がある場合は、「フォルダ「(フォルダ名)」は既に存在します。中のビューワーを今回の内容で置き換えますか?今回含めない画像・所見のファイルは削除されます。」と確認されます。置き換える を選ぶと、前回出力したビューワーのうち今回含めない画像・所見のファイルは削除されます。残したい場合は キャンセル してフォルダ名を変えてください。

出力されるビューワーには、プロジェクトに含まれる内容が自動的に同梱されます。

  • サーマル / 可視 / 並列表示 の切り替え
  • 測定結果(点検結果)・温度情報の表示
  • オルソ画像・カメラ枠
  • 3Dモデル(生成済みの場合のみ「3D表示」ボタンが表示されます)

可視・赤外線・測定・オルソ・3Dの同梱は自動判定です。個別のオン/オフ設定はありません。生成済みのデータがそのまま含まれます。

プロジェクトのエクスポート / インポート

プロジェクトを別のPCへ移したり、バックアップとして保存できます。操作はプロジェクト一覧画面から行います。

エクスポート

操作内容
プロジェクトカードを右クリック → エクスポート...単一プロジェクトを .critix ファイル(ZIP圧縮)として出力
設定 ▾ → 全プロジェクトをエクスポート...すべてのプロジェクトを指定フォルダに一括出力

インポート

設定 ▾ → プロジェクトをインポート... から、取り込み元を選択します。

  • .critixファイル — エクスポートした .critix を読み込む
  • フォルダ — プロジェクトフォルダを直接読み込む

プロジェクトフォルダ丸ごと(測定結果・オルソ・3Dなどのデータを含む)が対象です。取り込み時に名前が重複する場合は自動的にリネームされ、既存のプロジェクトは上書きされません。

ログのエクスポート

ツールバーの 設定メニュー → ログをエクスポート... から、診断ログを ZIP ファイルとして出力できます。

アプリケーションの動作ログやプロジェクト情報が含まれ、問題発生時のサポートに利用できます。

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